2016/10/24更新

[Linux] ローカルにLinux環境など作れるVagrantに入門(CentOS導入まで)

このエントリーをはてなブックマークに追加      

こんにちは、@yoheiMuneです。
サーバー設定作業の練習などに便利なVagrant。今日はそんなVagrantについて、導入からCentOSが利用できるまでをブログに書きたいと思います。

画像

目次




Vagrantとは

Vagrantを用いることで、MacやWindows機の上にLinuxなどを導入することができます。今までも同様のツールは色々とあったと思いますが、最近はVagrantがよく使われていているようで、僕もよく恩恵を受けています。例えば、以下のような使い方をすることができます。

  • ApacheやMySQLの導入や設定の練習や準備をしたい
  • MacやWindowsなどOSに関係なく、開発できる環境をメンバーに提供したい(Boxを利用)
  • Chefなどのインフラツールを書くために使いたい
  • とにかく何度もLinuxを作っては壊して、いろいろと試したい
使い方はいろいろですが、個人的にはLinuxやミドルウェアの練習のために、わざわざAWSなどを借りずにできるという点で、非常に便利だなーと感じています。



Vagrantの導入

Vagrantを導入するために、大きく2つのステップを実行します。

VirtualBoxをインストールする

Vagrantを使うためにはVirtualBoxを事前に導入しておく必要があります(他のツールでも良いのですが最も一般的にはVirtualBoxが使われるようです)。以下のOracleのサイトに行って、自分のマシンにあったインストーラーを選んで導入します。

https://www.virtualbox.org/

インストーラーでぽちぽちしながら導入できれば完成です。


Vagrantをインストールする

続いてVagrantをインストールします。以下のサイトから同じくインストーラーを落としてセットアップします。

https://www.vagrantup.com/

これで導入は完了です。



Vagrantを起動する

それではVagrantを起動していきます。以下のステップで行います。

ディレクトリを作る

Vagrantを動かすディレクトリを作成します。Vagrantをセットアップすると「Vagrantfile」などのファイルができるため、何らかディレクトリを作ってそこで作業するのが良いと思います。ここでは~/vagrant-homeというディレクトリを作成します。
$ mkdir ~/vagrant-home
ディレクトリを作ったらそこへ移動しておきます。
$ cd ~/vagrant-home


CentOSをインストール

Vagrantで起動するOSイメージを取得します。ここではCentOS6系を利用します。VagrantのOSイメージは以下で探すことができます(2つのうちどっちでも良いようです)。

http://www.vagrantbox.es/

https://www.vagrantup.com/downloads.html

今回は「http://www.vagrantbox.es/」で見つけたCentOS6を利用します。見つけたら、以下のコマンドで追加します。
$ vagrant box add centos-6.6 https://github.com/tommy-muehle/puppet-vagrant-boxes/releases/download/1.0.0/centos-6.6-x86_64.box
ここでBox名は「centos-6.6」としました(が何でもいいです)。サイズが大きいので時間がかかりますが、処理が終われば完了です。
ちなみにVagrantでは上記のようなOSイメージを「Box」と呼び、いろいろと自分でカスタマイズしたBoxをメンバーに配るなど、いろいろと使い勝手が良いようです。


Vagrantの起動

それでは準備が整ったので、Vagrantを起動したいと思います。まずはCentOSイメージで初期化します。
$ vagrant init centos-6.6
これができれば準備環境。早速起動してみます。
$ vagrant up
初期化直後は1〜2分かかりますが、処理が終われば起動完了です。


ログインしてみる

ログインは以下のように行います。
$ vagrant ssh
また、通常のsshのようにホスト名を指定して接続することもできます。Vagrant上のホストに対してログインするために、以下の設定を追加します。
vagrant ssh-config --host myHost >> ~/.ssh/config
上記の設定を行うと、以下のようにもログインすることができます。
$ ssh myhost


停止と破壊

以下のコマンドで停止することができます。
$ vagrant halt
また、以下のコマンドを使うと作成していたVagrantの仮装環境をまっさらにすることができます。
$ vagrant destroy



最後に

今日はVagrantでCentOS環境を構築する手順をブログに書きました。CentOS環境ができてsshでログインさえできれば、あとはいつも通り。いろいろと試しては壊すことができるので、楽しいおもちゃのようです。Vagrantについては他にもいろいろと便利な使い方などあるようなので、学んで都度ブログに書きたいと思います。

最後になりますが本ブログでは、Linux・Python・フロントエンド・開発関連・Swift・Java・機械学習など雑多に情報発信をしていきます。自分の第2の脳にすべく、情報をブログに貯めています。気になった方は、本ブログのRSSTwitterをフォローして頂けると幸いです ^ ^。

最後までご覧頂きましてありがとうございました!





こんな記事もいかがですか?

RSS画像

もしご興味をお持ち頂けましたら、ぜひRSSへの登録をお願い致します。