[Laravel] Token認証で利用するキー(api_token)の名前を変更する
こんにちは、@yoheiMuneです。
Laravelで、Ajax向けのAPIを作る場合に、トークン認証を使うことが個人的に多いのですが、Laravelのデフォルトのトークン認証をカスタマイズする機会があったので、それをブログに載せたいと思います。
Laravelは、認証に利用する
最後になりますが本ブログでは、PHP、フロントエンド、Python、サーバー、インフラ、Swift、Node.js、Java、Linux、機械学習、などの技術トピックを発信をしていきます。「プログラミングで困ったその時の、解決の糸口に!」そんな目標でブログを書き続けています。ぜひ、本ブログのRSSやTwitterをフォローして貰えたら嬉しいです ^ ^
最後までご覧頂きましてありがとうございました!
Laravelで、Ajax向けのAPIを作る場合に、トークン認証を使うことが個人的に多いのですが、Laravelのデフォルトのトークン認証をカスタマイズする機会があったので、それをブログに載せたいと思います。
目次
何がしたいのか
Laravelでは、以下のようにtoken
を指定することで、トークン認証を使うことができます。'guards' => [ 'api' => [ 'driver' => 'token', 'provider' => 'users', ], ], 'providers' => [ 'users' => [ 'driver' => 'eloquent', 'model' => App\User::class, ] ],この機能は便利で、よく利用しています。
Laravelは、認証に利用する
token
の値を、以下の優先順位で取得します(Laravel内の実装はこちら)。- GETパラメータ
- POSTパラメータ
- AuthorizationヘッダーのBearer値
- PHP_AUTH_PWヘッダー
api_token
というキー名で取得し、そのキーを変更するオプションはありません。それを変更したいというのが今回のブログです。api_tokenキーを変更する
手順としては、カスタムガードを作成して、それを利用するという流れになります。カスタムガードを作成する
まずは、カスタムガードを作成します。ここではapp/Services/Auth
フォルダの下にMyTokenGuard.php
を作成します(フォルダやファイル名は任意です)。<?php namespace App\Services\Auth; use Illuminate\Auth\TokenGuard; use Illuminate\Contracts\Auth\UserProvider; use Illuminate\Http\Request; use Illuminate\Support\Carbon; use Illuminate\Support\Facades\Log; class MyTokenGuard extends TokenGuard { /** * Create a new authentication guard. * * @param \Illuminate\Contracts\Auth\UserProvider $provider * @param \Illuminate\Http\Request $request * @return void */ public function __construct(UserProvider $provider, Request $request) { // 「api_token」から「api_key」にキーを変更する. // inputKey(1つ目のapi_key)が、GET/POSTパラメータから取得するキー. // storageKey(2つ目のapi_key)が、DBのカラム名. parent::__construct($provider, $request, 'api_key', 'api_key'); } }上記のように、TokenGuardのインスタンスを作成する際に、
inputKey
とstorageKey
を指定することで、任意のキーにすることができます。カスタムガードをアプリに登録する
上記で作成したカスタムガードを、アプリ上で使えるように登録します。app/Providers/AuthServiceProvider.php
に追記します。<?php namespace App\Providers; use App\Services\Auth\MyTokenGuard; use Illuminate\Support\Facades\Auth; use Illuminate\Support\Facades\Gate; use Illuminate\Foundation\Support\Providers\AuthServiceProvider as ServiceProvider; class AuthServiceProvider extends ServiceProvider { /** * The policy mappings for the application. * * @var array */ protected $policies = [ 'App\Model' => 'App\Policies\ModelPolicy', ]; /** * Register any authentication / authorization services. * * @return void */ public function boot() { $this->registerPolicies(); // ★★★★★ 追加 // my_token という名前で MyTokenGuard を使えるように登録. $this->app['auth']->extend('my_token', function($app, $name, array $config) { return new MyTokenGuard(Auth::createUserProvider($config['provider']), $app['request']); }); } }上記の実装で、
my_token
が使えるようになりました。my_tokenを用いて認証を実装する
最後にmy_tokenを利用します。app/config/auth.php
の認証設定を変更します。'guards' => [ 'api' => [ 'driver' => 'my_token', // ★★★★★ 変更:token → my_token に変更. 'provider' => 'users', ], ], 'providers' => [ 'users' => [ 'driver' => 'eloquent', 'model' => App\User::class, ] ],これで、
api_key
という名前で、GET/POSTパラメータから認証情報を取得できるようになりました。最後に
別フレームワークからLaravelに移行する際に、APIの認証キーを変更したくないということで、今回の件を調べて実装しました。Laravelのコードをたくさん読みましたが、綺麗で読みやすくてとても勉強になったな〜という印象でした。フレームワークのコードを読むのはオススメです。最後になりますが本ブログでは、PHP、フロントエンド、Python、サーバー、インフラ、Swift、Node.js、Java、Linux、機械学習、などの技術トピックを発信をしていきます。「プログラミングで困ったその時の、解決の糸口に!」そんな目標でブログを書き続けています。ぜひ、本ブログのRSSやTwitterをフォローして貰えたら嬉しいです ^ ^
最後までご覧頂きましてありがとうございました!